ハーブティーの飲み方

ハーブティーを健康のためにメディカルとして飲む場合は、嗜好品として飲む場合と違い、一般のものよりも少し濃く入れます。主な抽出法に、温浸剤、煎剤、冷浸剤があります。それぞれの抽出法について紹介します。

ハーブティーの入れ方

抽出法

①温浸剤

一般的は方法で、熱湯で抽出します。冷やしたものはアイスハーブティーです。

抽出法は次の通りです。

  • 熱湯で抽出します。
  • 水道水か浄水器を通した水道水を使います。・堅いもの(果実や種子など)や大きいものは、抽出直前に細かくカットするか、砕いておきます。
  • 抽出する時間は、花や葉など柔らかいものは3~5分程度、果実や根、種子など硬いものは5~10分程度抽出します。
  • 抽出している間は、揮発しやすい成分が逃げないようにティーポット等にフタをします。
  • 抽出に使用する器具は、アルミニウムや鉄など熱によって変化するものは避けて、磁器、ホーロー、耐熱ガラスなどを使用します。

②煎剤

堅い果実や根などを抽出する時に、まれに用いられる方法です。

抽出法は次の通りです。

  • 成分が抽出されるのに時間がかかるため、あらかじめ10~20分程度水に浸してから火にかけます。
  • 沸騰したら弱火で10分程度煮出します。
  • 煮出し終わったら、すぐにハーブを取り出すか、別の容器にハーブティーを移します。
  • 保存する場合は、フタつきの容器に入れて冷蔵庫に入れ、24時間以内に飲み切るようにします。

③冷浸剤

水を使って抽出する方法で、水出しハーブティーとも言われます。

カフェインやタンニンの溶出を抑えるなど、特別の目的に用いられる方法です。

抽出法は次の通りです。

  • 容器にドライハーブと水を入れ、なじむようにスプーンなどでかき混ぜます。
  • フタをして常温で6~8時間程度置きます。
  • 保存する場合は、フタつきの容器に入れて冷蔵庫に入れ、24時間以内に飲み切るようにします。

用法

一般的な健康管理の目的で飲む時は、1日3回飲みます。

香りを楽しみながら、ゆっくり味わいます。

用量

メディカルハーブとして飲む場合は、嗜好品としてのハーブティーの味や香りを楽しむ場合よりも、濃くします。

ハーブ2~3gに対し、熱湯200㏄。(世界的に3gに対し、熱湯150㏄)

まとめ

ハーブティーをメディカルハーブとして飲む場合は、一般的な嗜好品として飲む場合よりも少し濃く入れます。ドライハーブ3gに対し、熱湯200ccで、3~5分、温浸剤で抽出します。果実や根、種子など堅いものは、直前に細かくカットするか、砕いてから抽出します。1日3回、香りを楽しみながら、ゆっくり飲むことで、リラックスできるでしょう。