睡眠の質の向上に効果がある精油
夜、なかなか眠られないでお酒を飲んだり、たばこを吸ったり、スマホを見たりして、睡眠で悩んでいませんか。睡眠は健康な生活を送る上で大切なことです。そこで、睡眠の質の向上に期待される精油を5つ紹介したいと思います。
1.ラベンダー・アングスティフォリア
2.オレンジスィート
3.ユーカリ・ラディアタ
4.ゼラニウム・エジプト
5.ベルガモット
この5つの精油の共通点は、鎮静作用や誘眠作用があるため、心身をリラックさせます。それぞれの精油の特徴を紹介します。自分自身に合う精油を探してみてください。
1.ラベンダー・アングスティフォリア
学名:Lavandula angustifolia
科名:シソ科
水蒸気蒸留部位:花部
主な産地:フランス
爽やかな酸味のある甘酸っぱい香りが特徴、心を落ち着かせてくれます。ラベンダー・アングスティフォリアの精油はアロマテラピーの万能精油とも言える種類で安全性も高く、子供や高齢者が使用するのにも適しています。
2.オレンジスィート
学名:Citrus sinensis
科名:ミカン科
圧搾部位:果皮
主な産地:イタリア、ブラジル、
モロッコ、パラグアイ、
コスタリカ、メキシコ
爽やかで甘くフルーティな香りは多くの人に好まれ、気分を明るくリフレッシュさせてくれます。甘くやさしい香りはリラックスにもリフレッシュにも適し多くの人に好まれるため、ルームスプレーや入浴剤など、香りを重視したブレンドにおすすめです。
3.ユーカリ・ラディアタ
学名:Eucalyptus radiata
科名:フトモモ科
水蒸気蒸留部位:葉
主な産地:オーストラリア、南アフリカ
共和国、ポルトガル
精油のツーンとしたシネオールの香りは、沈んだ気分を高揚させてくれます。風邪やインフルエンザの予防、咳の緩和など、日常的に使える精油であり、高齢者や乳幼児にも使いやすい精油です。
4.ゼラニウム・エジプト
学名:pelargonium asperum×asperum
科名:フウロソウ科
水蒸気蒸留部位:葉
主な産地:エジプト
学名がGeranium(フウロソウ属)の植物は、ゲンノショウコなどのフウロソウ属であり、葉には芳香がありません。ゼラニウム精油はPelargonium(テンジクアオイ属)の植物から採取されますので、学名の確認が必要です。
5.ベルガモット
学名:Citrus aurantium ssp,bergamia
科名:ミカン科
圧搾部位:果皮
主な産地:イタリア、
コートジボワ ール
柑橘系のリフレッシュさに甘さがプラ スされた透明感のある精油の香りは、気分をリフレッシュさせるのに適します。香りの好ましさと中枢神経への作用は、ストレスケアや不眠など、精神や心のケアに好まれる精油です。
まとめ
人間の臭覚は脳と結びついています。香りは鼻から入り自律神経系に伝わることで、瞬時に快、不快が伝わります。良い香りを嗅ぐことで副交感神経をリラックスさせ、睡眠の質の向上につながります。精油は植物から抽出した精油なので、いろいろな成分の相互作用で、相乗効果が期待できます。いろいろな精油をブレンドすることで、自分自身に合う精油を探してみてはいかがでしょうか。