寝苦しい夜のペパーミント活用法
ペパーミント
学名:Mentha piperita
科名:シソ科
和名:セイヨウハッカ
使用部位:葉部
ペパーミントはその清涼感とリフレッシュ効果で、寝苦しい夜に役立つハーブです。精油成分ℓ-メントールのさわやかな香りで、眠気を吹き飛ばしたり、気分をリフレッシュさせたりする働きがあります。この賦活(活力を与える)のち鎮静(緊張を和らげる)、相反する2つの作用を同時に持つことが特徴です。
ペパーミントの精油を使って、体感温度が下がるということが実証されています。香りを嗅 がずに28℃のお湯に手を入れた時と、香りを嗅いで32℃のお湯に手を入れた時の体感が同じだったそうです。つまりペパーミントの香りを嗅ぐだけで4℃の体感差を感じなかったということです。 以下に、ペパーミントを活用して快適に過ごす方法をいくつかご紹介します。
1. ペパーミントティーを飲む
ペパーミントティーには清涼感があり、寝る前に飲むことで体をリラックスさせ、涼しく感じさせてくれます。暑い夜にはアイスティーとして楽しむのもおすすめです。ペパーミントだけでも効果がありますが、ジャーマンカモミールとのブレンドがおすすめです。
2. ペパーミントオイルの ディフューザー使用
ペパーミントオイルをディフューザーに数滴入れて、部屋に広げることで涼感をもたらします。香りが部屋中に広がり、清涼感が得られてリラックス効果も期待できます。
※ペパーミントオイルの作り方
ボトルに無水エタノール5mlと精油5滴を入れて混ぜます。 そこに精製水を25ml入れて出来上がりです。 スプレーボトルなどで冷暗所で保管し、1週間で使い切ってください。
3. ペパーミントの冷却スプレー
ペパーミントオイルを使った冷却スプレーを作り、寝具やカーテンにスプレーすることで、爽やかな香りが広がります。
4. ペパーミントの冷却シート
ペパーミントオイルを数滴落とした冷たいタオルやハンカチを、首元や額に当てることで、瞬時に涼しさを感じることができます。タオルを冷蔵庫で冷やしておくと、より効果的です。
5. ペパーミントのハーバルバス
お風呂にペパーミントのドライハーブをだしパックや木綿の袋に入れ、浴槽に入れたり、温浸剤(ハーブティー)を作り、ザルでこして浴槽のお湯に混ぜたり、ペパーミントオイルを数滴入れることで、清涼感のあるリラックスタイムを楽しめます。
熱帯夜でも、涼しいお風呂でリフレッシュできるでしょう。
6. ペパーミント入りクールジル
ペパーミント入りクールジェルを使って、首や額に塗ることで、即座に涼しさを感じることができます。ジェルはひんやりとしており、肌に優しい成分が含まれていることが多いです。
※ペパーミントジェルの作り方 ①ジェルベースの中にペパーミント精油を2滴入れます。(お肌が弱い方は1滴0.5%の濃度からお試しください)
②ジェルが白くなるまでよく混ぜる。
まとめ
ペパーミントは寝苦しい夜を快適に過ごすための強力な味方です。ティー、オイル、スプレー、シート、ハーブバス、クールジェルなど、さまざまな方法でペパーミントを活用してみてください。清涼感とリフレッシュ効果で、快適な睡眠を得られることでしょう。